今日はドラム練習時に耳栓(イヤープラグ)をしましょう、という非常に守備範囲の狭い話。ただ、ライブなどに行く人にも関係のある話です。
Photo credit: Tekke via VisualHunt.com / CC BY-ND
家族がドラムをやっているのですが、私もスタジオでの練習に付き合うことがあります。狭いスタジオで生ドラムの爆音にさらされると、すぐに「耳ヤバイ」と感じるのですが、演奏している当の本人はあまり気にしていない様子。
慣れてきてしまっていること、自分で出している音だということもあるのでしょう。初めて生ドラムを叩いた時はあんなにビックリしてたのに…。
私としては、ずっとこれを続けていると難聴になるんじゃないかと心配になりました。
まわりの様子
他のドラムをやっている人に聞いてみました。
まず家族の先輩でドラム歴4年ぐらいの人。この人「○○くーん」と呼びかけてもなかなか振り向いてくれないことがあって気になってたのですが(もしかして嫌われてるのかと思ったり(笑))、本人に聞いてみると、少し耳が遠くなっていることは自覚しているとのこと。普段の生活に特別支障があるほどではないそうですが、人と話している時に聞き返すことがすごく多くなったそうです。彼は毎日2時間ぐらい生ドラムで練習しています。
もう1人は家族が教わっていたドラムの先生。狭いスタジオ内で生徒に指導しているわけですが、耳栓はしていません。「先生、耳大丈夫なんですか?」と聞くと、デカい声で「うーん、ヤバイかも知れませんね」という答え。「耳栓した方が良くないですか?」と言うと、デカい声で「はい、耳栓は大事です」と。いやいや、あなた耳栓していないじゃん。大事と言いつつあまり気にしていない様子。ただ、「耳栓して練習させてよいですか?」と聞くと、デカい声で「ああ、それはした方がいいですよ」と言われました。常に声がデカいのが地なのかどうかはわからないのですが…。
それから、気になるのはドラムのそばで他の楽器を演奏する人。ドラムって本当に音が大きいので、勝手気ままに叩いていると「ちょっとやめて!」と言われることは多いそうです。考えてみれば、もし定位置がドラムのすぐ前だったりすると、ドラマーよりもダメージを受けるんじゃないか、と思います。それに、金管楽器とかの音でも、後頭部から常に大きな音にさらされるとどうなるのかなあなんて心配もします。
でも、耳栓なんかしている人はほとんどいません。観測範囲が狭すぎて何も断言はできませんが、大丈夫なんでしょうか…。
音質を変えずに音量だけ減衰するプラグ
どっちにしろ狭いスタジオでドラムを聞いているのは私自身無理なので、耳栓を買うことにしました。100均のやつでもいいとは思うのですが、ドラムも音楽もちゃんと楽しみたい。というわけで、音質を変えずに音量だけ減衰するという音楽用のイヤープラグを探しました。
で、買ったのはこちら。
ETYMOTIC RESEARCH エティモティックリサーチ / ER20-SFT-Combo イヤープラグコンボです。
ちなみに上のはアフィリンクですが、サウンドハウスがアマゾンに出品しているやつ。サウンドハウスのサイトだとこちら(アフィリンクではありません)。
Large Fit×2ヶ(1ペア)、Standard Fit×2ヶ(1ペア)が入っていてこの値段なのでコスパが良いというのが買った理由です。小さいものなのですぐ紛失してしまいそうで、あまり高いものは買えない…。
我が家ではLargeを私が、Standardを家族が使っています。耳の穴の大きさって左右違う場合もあるので、組み合わせて使うのもありかも知れませんね。
家族が外出先に置きっぱなしにしているスティックケースに入っているので、実物の写真がないのですが、
こんな感じの形状です。着脱可能なネックコード(ただの紐みたいなものですが)がそれぞれついていて、小さなケース(チープですが)も2個ついています。
使った感じは、まったく音質に変化がないとまでは言えないまでも、ボーカルの声などもちゃんと聞こえて、その辺の耳栓に比べれば高性能だと感じます。
これでスタジオ練習に付き合う時もまったく問題はなくなりました。流している音楽もドラムの音も楽しめて、スタジオを出た後も耳には何ら違和感が残りません。
ちなみに最近はスタジオでこんなの聴かされてます。統一感ないですが…。
個人的にはこのSystem Of A Downのジョン・ドルマヤンのドラムは好き。
Slipknotの前のドラマー、ジョーイ・ジョーディソン。特に足がすげえ人です。
今さらMetallica聴くとは思わなかった…。でもドラムのラーズ・ウルリッヒは確かにうまいわ。
ライブなどでも必要では
最近はめっきりライブハウスなどにも行かなくなりましたが、かつてはスピーカーが近かったりすると、ライブの後、音がくぐもったように感じることがよくありました。私が行っていた時代ですら、音量が大きくなる一方だという気もしたんですが、今はどうなんでしょう。私の場合、幸い自然に治ることばかりでしたが、あまりにひどいと元に戻らないこともあるそうな(参照:音響外傷 - Wikipedia)。
せっかく音楽好きで音楽を楽しみたいのに、だんだん耳が遠くなるとしたら悲しい。若い人は、「カッコ悪い」とか言ってしたがらないのもわかるのですが(家族もそう)、これから先長く音楽を楽しむために、耳を大切にしてもらいたいなと思います。プロのドラマーだってしている人はそこそこいるようですよ。
それに、完全に音をシャットアウトはしたくないけど、少し静かに過ごしたい、という時にもこういうイヤープラグは重宝すると思うんですよね。
ちなみに、イヤープラグは上に紹介したものの他にも、各パート用に分かれているものや、超高性能を謳っている高いものもあるようなので、余裕のある人は試してみると良いと思います。
でも、何はともあれ、そこそこ安いもので良いので、使い始めることが一番大切かと思います。
ブログはリハビリ中、といった感じでパキッとした記事がなかなか書けませんが、徐々にならしていきたいとおもいます。
ちなみに、目の病気について書いた記事もあります。