45 For Trash

しごうするのか、されるのか。

5000円でずっと続く癒し。初心者向けで安いウクレレはAria AU-1、AU-2で決まり。

家族が欲しがったのでウクレレを購入しました。当人は「遊びで触ってみたい」ぐらいの要望で、「海に持っていきたい!」などとも言っており、とにかく安いものを探すことにしました。

近場の楽器店に行ってみると最安は2000円代。しかし、いくらオモチャで良いと言っても手に取ってみるとチープ感がハンパありません。色もぺったり塗装してあって、ウクレレ感に乏しい…。何より弦高も高すぎて初心者には押さえにくいので、それだけで投げ出してしまいそう。しかし、その上の価格帯は1万円代。すぐ使わなくなるかも知れないオモチャとしては高いなあ。

そこで、安いものなので失敗してもいいやということで通販で探し、買ったのが Aria AU-2 です。

f:id:shigo45:20161213112322j:plain (注)この写真はAria AU-1、AU-2ではありません。Aria AU-2は後ほど出てきます。

初心者向け激安ウクレレは5000円程度で買えるAria AU-1・AU-2で決まり

個人的感想ではありますが、5000円程度の予算ならAria AU-1・AU-2は良い選択ではないかと思います。

Aria AU-1は初心者に十分かつ激安

私にはウクレレの蘊蓄はまったくありませんが、ウクレレには小さい順にソプラノ、コンサート、テナーがあって、初心者はソプラノを買うことが多いようです。しかし、本場ハワイで使われているものの多くはコンサートらしく、私が使うならコンサートを買ったことでしょう。しかし、今回は私が当事者ではないので、ソプラノ購入に決定。まあ、少しでも邪魔にならないのは良いですね。

少し調べてみると、AriaのAU-1の評判がなかなか良さそう。この動画が参考になりました。


激安ウクレレ「ARIA AU-1」→ 品質の高さにビックリ【ウクレレ探訪#7】

オモチャっぽい楽器を買うと、音が安定していなかったり、そもそも音がチャチすぎるとか、接着ボンドがはみ出したり、バリが出ていたりと、ある程度諦めなければならないイメージなのですが、この動画によるとそんなことはなさそう。さらに、張ってある弦がアクイラ社ということで(と言っても私にはわかりませんが)、とにかくいい加減な弦ではないらしい。弦高も良さそうです。価格も4,000円代で安い。


【新仕様】【ソフトケース付】ARIA/アリア AU-1 ソプラノ・ウクレレ/ギヤペグ仕様

でもちょっと色が赤すぎる感じでイメージと違う。うーん…と続けて探しているとAU-1のバリエーションでAria AU-2というのがありました。

AU-1と色・ブリッジだけ違うAria AU-2(セット売りのみ)


【初心者にやさしい入門セット決定版】ウクレレ Aria AU-2 SJ ブラウン 話題の人気ウクレレに便利なチューナー レッスンDVD コードシートなどを加えたEbiSoundオリジナルウクレレセット

こちらはAU-1をベースにEbiSoundという通販楽器屋さん限定仕様にしたもの。

違いは色とブリッジ。色はAU-1の赤っぽさはなくて普通の茶色、マホガニーらしさを感じる色です。ブリッジはAU-1が弦を結ぶタイプに対してAU-2はシンプルにひっかけてとめるタイプです。

正直ブリッジのタイプはどちらでも良かったのですが、本体の色はマホガニーっぽい方が私も家族も好き。しかし、家族はさらにチェリーサンバーストというグラデーションの入った色の方がお気に入りということでそちらを買うことに。

ただし、AU-2はソフトケース、チューナー、ピック2枚、レッスンDVD、コードシート、ポジションステッカーの付属するセット売りしかない模様で、価格も私が買った時点で5000円代後半。

こちらは我が家で購入したもの。


【初心者にやさしい入門セット決定版】ウクレレ Aria AU-2 SJ チェリーサンバースト 話題の人気ウクレレに便利なチューナー レッスンDVD コードシートなどを加えたEbiSoundオリジナルウクレレセット

先ほどの茶色とこのチェリーサンバーストの2色展開のようです。

本人が気に入っているのでチェリーサンバーストでOKですが、ウクレレにステッカーを貼る人も多いらしく、それならむしろ単色の方が良いかも知れませんね。

Aria AU-2の実物に文句はなし。セット内容は微妙。

届きました。

本体はこの価格なら十分合格点では。

本体正面。
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背面。
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横から見たところ。
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サウンドホール。
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ギアペグです。 f:id:shigo45:20161215102443j:plain

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ネック部の弦高。個人的には丁度良いです。私より手が小さく力のない家族も同様の感想。
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よく見るとネック部の塗装やフレット打ち込み周辺に粗いところはあります。でもこの値段ですからね。
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ブリッジ辺り。
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本体以外のセット内容は正直微妙…。

本体以外のセット内容。
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ソフトケースはチープですが無いよりは良い感じ。

ウクレレ入門DVDはギターも何も触ったことのない人向けで、鳴らし方を教える導入的なもの。

あとは、かわいいピック2枚, コードシート(ウクレレコードポジションを一覧にした下敷きみたいなもの。裏面はギターコード表になっています)、 ポジションステッカー(初心者がポジションを確認するために貼るシール)。

さらにチューナー。これ単体をアマゾンで買うと800円強です(記事執筆現在)。 f:id:shigo45:20161222112236j:plain

AU-1単体(ソフトケースはついています)と、セット売りしかないAU-2の価格差は記事執筆現在で約1500円。チューナーが800円程度で、それ以外の内容に700円分の価値があるかについては個人差があるでしょう。私個人の感想としては、セットならではのお得感がもう少し欲しいところではあります。

本気でやる人なら教則本を別に買うでしょうし、そうすればコード表等々もあるので、AU-1を買って、チューナーと教則本を別に買うのも良いと思います(個人的にはチューナーも要らないかも)。結局、色などの好みですかね。

それに、私の家族のように、とりあえずゼロから始める人にプレゼントするなら、セットになっているのは簡単で良いのかも知れません。

ウクレレの良いところ

比較的簡単

ウクレレは弦が4本。ギターは6本。この差だけでも複雑さが大きく違います。

基本のコードの中には指一本、二本でおさえられるものも多く、初心者でも簡単に音をだして楽しめると思います。初心者の家族も1時間ぐらいで簡単な曲(後ほど紹介する"Somewhere Over the Rainbow"を単純化)の伴奏は弾けました。もちろんまだ下手くそですが、そんな下手くその弾く音色でもなんだかノンビリとして癒されます。

初心者でも比較的良い音が出るのは、Aria AU-2の弦が良いことと、弦高の調整が丁度良いのも大きいかも知れませんね。

小さくて軽い

Aria AU-1、AU-2の例だと全長55センチ程度。その辺にポンと置いても邪魔になりません。小さいのでとても軽いです。どこへでも運んでいけそう。ケースに入れてからリュックに入れて運んでもいいし、裸のまま持ち歩いてもいいかも。

安価

オモチャ的なものは2000円ぐらい、今回買った、安いけど十分使えそうなもので4〜5000円ぐらい。もちろん上を見ればキリがありませんが、上手くなったら新しく買うということで、安いもので気軽に始めることも可能なのは良いですね。続けるかどうかわからないけど、ちゃんと音楽できるものが欲しいなら5,000円ぐらいのものは丁度良いのではないかなと思います(お金持ちなら別です)。

また上達したとしても、海辺などに持っていって潮風と砂とかにさらしてしまう可能性があるなら、安いのがひとつあってもいいんじゃないかな、と思います。

鳴らすだけでハワイ

鳴らせばわかります。癒されますよ

ウクレレを買ったきっかけ

イマドキのアーティストTwenty One Pilotsでも多用

家族がウクレレを欲しがったのは、今はまっているTwenty One Pilotsの曲にウクレレを使ったものが色々あるから。

例えばこれ。

好きなアーティスが使っていると俄然興味がわくようで。

ちなみにTwenty One Pilotsの曲は映画スーサイド・スクワットのサウンドトラックにも収録されています(ウクレレは使われていません)。

私の個人的なお勧めは2012年のアルバムVessel


Vessel

Twenty One Pilotsは、ヒップホップ、ロック、レゲエ、エレクトロ等の音楽を自然に取り込みつつも、重すぎないノリの良い曲をリリースし続けています。日本での人気は海外ほどではなさそうですが、世界的には物凄い人気となっていて、ライブの様子などを見ると女性の黄色い歓声だらけ。人気が出すぎちゃった感じです。

脱線しました。

ハワイの魂を歌ったIsrael "IZ" Kamakawiwo'ole

私は前からひそかに自分用のウクレレを買いたいと思っていて、AU-2を家族用に買った後も自分用にもうちょっと良いものが欲しいと思っているのですが、そのきっかけはこの人。

Over the Rainbowのハワイアンバージョン

Israel "IZ" Kamakawiwo'ole(イズラエル・カマカヴィヴォオレ 愛称イズ)は、1997年に38歳の若さで亡くなっていますが、今なお人気のあるハワイを代表するミュージシャンです。有名な一曲は"Somewhere Over the Rainbow"

この動画の中にはIZの葬儀で散骨される様子(らしき)映像も入っています。平日にもかかわらず、多数のハワイアンたちが仕事や学校を休んで駆け付けたんだそうです。愛されていたんですね。

このSomewhere Over the Rainbowハワイアンバージョンは、アメリカドラマGlee(グリー)の中でもカバーされていて、これはこれで悪くない。 コピーしやすいかも知れませんね。
 

超初心者でもすぐ雰囲気は出る

この曲、ちゃんと弾くとそれなりにコードが出てきますが、超初心者として簡単に弾きながら歌うなら、例えば下のような超簡略版でも十分雰囲気は出ます(※表記はうまくないですかご了承を)。


Somewhere
C

over the rainbow
Em

Way up
F

high
C

And the
F

dreams that you dreamed of
C

Once in a lulla-
G

-by
Am--F


出てくるコードは次の5つのみ。

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なんとなく、超初心者でも雰囲気が出るのはギターよりもウクレレのような気がします。

穏やかさの中に誇り高さのあるウクレレ曲

Israel Kamakawiwo'oleはハワイの自治権を唱えるなどハワイ復権を考えていた人でもありました。そのメッセージが端的に伝わる曲が"Hawaiʻi '78"

この曲はハワイの島々が開発されていくことへ危機感、ハワイ独自の文化が失われていくことへの警鐘を鳴らしている曲ですが、曲はあくまでも穏やかです。

そう言えば、IZは日本で活躍したハワイアンの関取、曙、武蔵丸、小錦を讃える曲も歌っているんです。

私がこの曲を聞いたのは確か営業まわりで運転していた車中だったのですが、"アケボノ♪ ムサシマル♪ アンド コニシキ〜♪"という声が聞こえた時は、ブハっと吹いてしまいました。

でも、この曲はIZが、遠い異国の地で闘い名を上げたこれらの関取に敬意を表しヒーローとして讃えた曲です。きっと彼らの姿の中にハワイアン魂を見たのでしょうね。

やっぱり可愛いですが。でも、穏やかでありつつも、誇り高くあること、その価値を考えさせられる気もします。


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