arrows NX F-02Hは「3日間の電池持ち」を謳っています。私が機種変更前に使っていたARROWS F-01Fも同様に「3日間の電池持ち」を売りにしていた機種で、実際にそれまでの端末とは比べものにならないほど、バッテリーの持ちは素晴らしかったです。それで、今回の機種変更にあたってもこの点への期待はありました。
arrows NX F-02Hの謳う「3日間の電池持ち」
3390mAhのバッテリー容量
arrows NX F-02Hのバッテリーは3390mAhの大容量。ただし、F-01Fは3200mAhだったので容量としては約5%のアップで大幅増量ではありません。
技術的なことはわからないのでなんともですが、きっと次のNX!Tuneとかでバッテリーをうまく使うんでしょう。
NX!Tune
NX!Tuneは、利用シーンに合わせてCPUの稼働をコントロールして快適さとバッテリーの減りを抑えることを両立する技術のようです。
使う人が快適と感じるスピード、最も効率的なCPUの使い方を分析。利用シーンに合わせて、省エネと高いパフォーマンスを長時間持続します。負荷が低いブラウジング時はCPUを節約し、高負荷なゲーム時にはCPUをフル稼働します。
arrows NX F-02H 製品情報(電池持ち) - スマートフォン - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
NX!Tuneが機能していることを実感することは難しいのですが、少なくとも動作が重いと感じることはありません。F-01Fの時よりもサクサクです。これでバッテリーをセーブしてくれるなら良いですね。
バッテリーを長持ちさせる他の機能
バッテリーセーバー
arrows NX F-02Hのバッテリーセーバーは手動でON・OFF、または設定した残量になったら自動で起動するようにすることができます。
設定から「電池」をタップ。
「バッテリーセーバー」をタップ。
トグルスイッチを「ON」にします。
すると通知バーなどの色がオレンジに変わり、バッテリーセーバー起動中であることがわかります。
一定残量になったら自動的に起動するようにするには、「自動的にON」をタップ。
すると、「電池残量が5%」「電池残量が15%」のいずれかを選べます。
非常用節電モード
arrows NX F-02Hには、災害時等の緊急時に大幅に節電できる「非常用節電モード」もあります(F-01Fにもありました)。
スクリーンショットがなくて恐縮ですが、電源ボタンを長押しすると設定できます(設定には再起動が必要です)。
この機能を使うと、起動できるアプリが制限されたり、画面消灯時のモバイルデータ通信が無効になったり、ステータスバーでの通知確認ができなくなったりしますので、本当に緊急の時だけ使うという感じだと思います。
通常使用で1日間が現実的か(私の場合)
ARROWS NX F-01Fは優秀だった
2年前にF-01Fを購入した当初は、ぴったり72時間とまでは言えないまでも、2日間以上充電なしに使えることもあり、その電池持ちには感動しました。
2年間使っていくとバッテリー性能が落ちてきたのか、当初の電池持ちは維持できなくなりましたが、2年経ってもヘビーに使わなければ出勤から帰宅まで充電は不要。優秀でした。
arrows NX F-02HはF-01Fほどではない?
一方、今回機種変更したarrows NX F-02Hですが、私の使い方だと、おとなしく使うと正味30時間ぐらいの電池持ち。そこそこ使うと18時間ぐらいで電池切れになります(バッテリーセーバーや非常用節電モードは使っていません)。F-01Fの時のような感動的な電池持ちを感じることは正直できません。
※ 電池使用状況。最初に少しスマホで作業するのでこの画面だと24時間で電池切れの予測です。
富士通の商品説明の「3日間の電池持ち」の注釈には「一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、SNSアプリ、その他アプリの利用など、約187分間/日の利用。」と書かれており、おそらくそのような使い方なら3日間持つのかも知れませんね。
私の場合は、仕事の関係で複数のメールアカウントのメールを頻繁にチェックする必要があり、使っているメールアプリに5分おきに自動メールチェックさせるようにしているので、これが電池を食っている部分はあります。また、視力があまりよくないため、画面の明るさをオートにしておくと暗く感じることが多く、常に明るめにしていることも電池持ちにはマイナスな使い方だと思います(ただし、画面自動消灯は15秒に設定)。
また、機種変更後、当然仕事とかでもF-02Hを使うので、バッテリー持ちのテストのためにおとなしい使い方を試してみるという時間がないのも正直なところ。
ただ、このような使い方はF-01Fの時も同じだったので、F-02HはF-01Fほどの電池持ちではないなあ、というのが率直な感想。
自動車の燃費と同じで、メーカー発表の数字がそのまま実使用の場面でも実現できると思う人はいないかも知れませんが、同じ「3日間の電池持ち」でもF-01FとF-02Hではちょっと内容が違うかなあと感じました。
要は、「F-01Fの電池持ちが優秀過ぎた」というところでしょうか。
ただ、普通に使う分には毎晩充電するでしょうし、OSも更新されていることを考えると、十分な電池持ち、優秀だと個人的には評価しています。
また、充電にかかる時間が大幅に短縮されている実感もあるので、特に不便を感じることはないだろうと思います。
まとめ
使用方法などによるので、客観的な評価は難しいと思いますが、arrows NX F-02Hの電池持ちは普通に使う分には特に不満を感じることはないのではないかと思います。少なくとも朝起きて夜寝るまでの間、充電を気にすることなしに過ごすことはできそう。
ただし、日付が変わっても充電できないような場合に電池が持ってくれるかは微妙です。ただ、私の場合、自宅・会社・車の中に充電器があるので困ることはありません。外で動画を見まくるなんてこともないですし。
ということでまとめると、言葉通りの「3日間」は無理。ただし普通に使う分には1日を通じて電池切れを気にしてヒヤヒヤすることはないだろう、というのが現在の使用感です。
今後色々な設定で変化があるようならまたレポートしたいと思います。