こんにちは、顔汗がハンパないしごうです。全身に比して特に顔からの汗がひどいので、四六時中顔を拭いています。
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海や山など夏のおでかけは大好きなんですが、仕事着になると夏は本当にイヤですね。特に客先で顔から噴き出す汗には対処に困ります。お客さんが私の汗に気を取られているのがわかってしまいます。仕事着を裸の大将みたいにできれば少しはマシなのでしょうが、なかなかそれが許されるような仕事でもありません。修行が足りません。
なんでしょうか、顔からの汗は冬でも屋内にいると結構出ます。暖房の効きすぎた電車の中とか。夏の炎天下の中を歩いていれば、もちろん汗はかくのですが、その後立ち止まってからの方がどっと出てくる感じです。屋外を歩いてきて室内に入ると、たとえ冷房が効いていてもどばーっと出てきます。太っているわけでもないし、他の部分の汗は多いものの人並みと言えば人並みなのですが、とにかく顔からの汗だけがひどいのです。
他人がどの程度気にしているのかはわかりませんが、たまに不思議そうに「なに?暑いの?」と聞かれたり、「汗すごいね」と言われるので、「そんなに暑いかあ?」と思われていることはあるんでしょう。ラーメン屋とかもやばいなあ。営業訪問先で真面目な商談をする時などは、お客さんが汗に気を取られるのはイヤ。でもいつも客先到着時には常にハンカチ片手という状態…。話しているとお客さんが私の額に視線を向けていることに気づきます。クーラーの風直撃の特設席を設けてもてなしてくれるような気さくなお客さんばかりなら良いのですが。
まあ、この歳になるまでそれで過ごしてきた訳ですから、今さらという気もしますが、つい先日結構大きめの商談の予定があり、しかも訳あってエアコンなしの室内で話すことがわかっていましたので、これはヤベえということで汗対策してみました。すると、思いのほか絶大な効果が。
多汗に悩んでいる人は既にご存知の情報もあるだろうと思いますが、自分にとっては衝撃的なほど汗を抑えることが出来たので、記事にします。
尚、当記事は多汗に関する専門的知識や皮膚に関する医学的知識を提供するものではありません。記事中の方法をお試しになる際は、各商品の注意書き等を良く読み、ご自分のコンディションを確かめながら行って下さい。また、皮膚に異常等が現れた場合は医師への相談をするようにしてください。記事中、私自身が用法注意から逸脱した使い方をしている部分もありますが、あくまでも自己責任において使用しているものであり、他の方にそのような使い方をお勧めするものではありません。ただ、顔汗で深刻に悩んでいる方もいらっしゃるでしょうから、参考になればと、あくまでも私の体験として書いています。
汗を抑えるオドレミン
知人の家族が使って効果があったという制汗剤、日邦薬品の「オドレミン」。多汗やワキガなどに悩む方には結構有名な商品、ド定番といったところでしょうか。しかし、どこの薬局にも置いてあるものでもないらしく、調べてから買いに行った方が良いと思われます。
私は面倒なのでネットで購入。
私はお得な2個セットを買いました。使う気満々ですね。
一度に使うのは数滴なのでそんなにすぐなくならないとは思うのですが。
成分は塩化アルミニウム
オドレミンは医薬部外品ですが、その成分である塩化アルミニウムは、殺菌作用とともに汗の出る穴を変性させる作用も持っていて、これによって汗を抑えます。
それなりに皮膚への刺激もあり、人によってはかぶれてしまうこともあるようですから、目立たない部分の皮膚で試してから使うようにする方が良いと思います。私は皮膚の弱い方ではないのですが、塗った後少しチリチリする感じはします(見た目にはわかりません)。敏感肌でない人でもテストはした方がよいでしょう。
使い方
使い方については、オドレミンの説明書では下記のように書かれています。
わきが(腋臭)、皮膚汗臭、制汗に。入浴後の清潔な肌に、ビンをよくふってから、腋下など汗のかきやすい部分に適量を指先で塗布して下さい。
もっともどれくらいが適量かなどもう少し詳しく知りたいところ。そこで、少し下に書き出してみます。
肌を清潔にする(オードムーゲがおススメ)
まずはオドレミンを塗る部分の肌を清潔にします。汗の出る穴に作用する演歌アルミニウムの効能を十分に発揮させるためには、汚れが皮膚に付着してない方が望ましいのでしょうね。
知人に勧められたのは薬品ローション、ふきとり化粧水の「オードムーゲ」。購入した薬局の方のおススメだそうで、肌の皮脂や汚れがとてもきれいに取れるそうです。どうも調べてみると、オドレミン+オードムーゲという組み合わせは定番のようです。
この歳になるまで、化粧水はおろか、何かのローションなり、そういうものは一切つけたことのない私。髭剃り後も消毒用エタノールをバシャっとやる男なのですが(私は刺激好きなのですが一般の人にはおススメできないかも知れませんね)、汗止め効果が万全になるならと、使ってみることにしました。
オードムーゲについては後ほどまた少し触れます。
瓶をよく振る
成分である塩化アルミニウムが沈殿しているからだと思います(たぶん)。
少量でよい
脇の下片側で2・3滴程度、だそうです。手に取ってみるとわかりますが、サラサラの液体でのびがよく、少量でも広範囲に塗ることが出来ます。刺激の問題もあるので少量にしておいた方が良いと思いますし、私の場合少量で十分効果がありました。
乾くまでは汗をかかないように
塗った後乾くまでの間に汗をかいてしまうと、成分が流れてしまうのでしょう、効果がなくなったり減ったりするようです。私はいつも冷房が効いている部屋で塗っています。
もっともすぐ乾いちゃいますけどね。
1週間程度は毎日、その後は各自のペースで
オドレミンの効果は2日程度続くようです。私の場合、その間にお風呂に入って顔を石鹸で洗ったりしても効果は持続しました。色々調べてみると、つけ始めの一週間ぐらいは毎日塗ると効果が安定してくるらしく、その後は様子を見ながら自分のペースで何日かに一度というペースで塗れば良いとのことです。
希釈して使うのもあり
オドレミンは少し強い酸性らしく、肌への刺激によってかぶれる人もいるようですが、希釈して使うという方法もあるようです。水で2倍に薄めて使うなどするようですが、薄めると保存が効かなくなるのでその分は使い切る必要があるようです。使う量が数滴なので上手に薄めるのは難しそうですね…。
注意点
使用部位
オドレミンの説明書には次のように書いてあります。しつこいけどもう一度写真。
顔や粘膜への使用、脱毛直後や荒れたお肌、カブレやすい方の使用はおさけ下さい。
粘膜に使う人はいないと思うのですが、顔汗に悩む人にとってはガッカリですね。顔がかぶれたり、顔に皮膚トラブルが起きるとダメージが大きく、顔汗が問題になる以上の問題になる可能性もあるので、おススメは出来ません。販売元が使うなと言っているわけですからね。
うーむ…。
ただ、参考までに、私は顔に使っており、トラブルもなく効果も出ています。かなり顔汗に悩んでいたので、自己責任で使用しました。まだ使い始めて1ヶ月程度ですので今後何らトラブルがないとは言い切れません(今のところ何ら兆候はありませんが)。万一顔にお使いの場合は、自己責任でお願いします。さらに、ご自身の責任で顔に塗る場合でも目など粘膜に付着する可能性もありますので最新の注意を払ってください。また、女性の場合は特に注意が必要だと思います。お子さんへの使用もダメだと思います。
私のように風雨にさらされ面の皮が厚くなったオジサンとは比べ物にならないようなデリケートな肌の方も多いと思いますのでくれぐれもご注意ください。
衣類の変色・脱色
説明書には次のように書いてあります。
衣類の材質・染料によっては、変色・脱色する場合がありますので、よく乾かしてから衣類を着用して下さい。
これも酸性の液体だからなのでしょうね。私は上半身裸になってから塗っています。その方が涼しいし。
塗った感触
塗るとすぐに肌がサラサラになり、手触りがなんというかマットな感じ(変な表現ですかね)になります。しかし外見上わかるような変化はありません。
私の場合は、最初ほんの少しですがチリっとする感じがしましたが、しばらくすると感じなくなりました。
この塗った後の感触は、数時間経っても続きます。知人のご家族などはそれが違和感が続く感じに思えて使わなくなったそうですが、私の場合はほとんど気になりません。
効果
私の場合、効果は劇的 にありました。
少しの暑さでもすぐに汗が滲んでくる私ですが、オドレミンを塗った後は多少の暑さだと汗が出る感じがしません。しかし、まったく汗をかかないという訳ではなく、じんわりは出ます。しかし、何もつけていない普段と比べると1/20以下でジワーっという感じ。すごく暑くても滴るように出ることは全くありません。しかも、少し汗が滲んでも、ハンカチで拭くとサラッとした感じにもどる気がします。
例えば、私の場合、筋トレ(大したことない内容ですが1時間ぐらいやります)をすると最後にはいつも床に汗がボタボタ落ちるんですが(特に顔が滝状態)、オドレミンを毎日塗っていた頃は、顔には汗が滲む程度です。
すげえ!
ただ、恐らくこれらの効果には個人差があると思われます。中にはまったく効かない人もいる模様。しかし私の場合はまさに劇的効果でした。
さらに、不思議なことに気になる部分からの汗が少ないと、暑さも少なくなった感じさえします。他の部分からの汗も少なくなる気が。
私の使用頻度
私の場合、最初の1週間は毎日つけました。その後は3日に1度ぐらいで10日間ぐらい様子をみましたが、毎日つけていたときと変わらず効果がありました。その後は4,5日に1度ぐらいのペースでつけて1ヶ月ぐらい経ちました。今は気温35度ぐらいの炎天下を歩いても、汗でぐしょぐしょになることはありません。
ちなみに、毎日塗っていたときは、筋トレしてもじわっとした汗しか出なかったのですが、使用頻度を減らしてからはさすがに筋トレ時には汗がしたたります。でも、普段は何もしていなかった時と比べるとやはり雲泥の差で、少なくとも汗っかきには決して見えない感じです。
心配な点
的を射ているかどうかは不明ですが、効果が劇的過ぎて心配になりました。ただの妄想の可能性も十分あります…。
皮膚へのダメージ
やはりオドレミンをつけた時に肌がチリっとする感じがあります。少しですが痒い感じもなくはない。私はおそらく皮膚への刺激に強い方なのですが、それでもちょっと不安はあります。
悪いものが溜まる気がする
汗って水分と一緒に皮膚の悪いものを出しているというイメージがあるので、汗があまり出ないと何かトラブルが起きそうな予感が。
熱がこもりそう。
発汗はかいた汗が蒸発する時の気化熱でその部分の体温を下げるのだと思いますが、身体は汗をかきたがっているのにそれを出さないと、そこに熱がたまるんじゃないかなんて思ったり。
もしかして顔からの汗がすごいのは、脳が人並み以上に働いていて熱暴走を防ぐためなのではないか(んなわけない)と妄想したことのある私、頭に熱がこもっちゃうんじゃないかと少し心配に。
とはいえ、汗がドバドバ出たらすぐに拭いちゃうので、冷却効果はどっちにせよないのでしょうけれど。
効果が突然なくなるという人も
ネットで調べていると、オドレミンの効果を感じていた人が突然効果がなくなった、なんて話を見つけたりもします。うーむ、突然頼るものがなくなるのは悲しいかも。
対策
いまだ私自身にはなんのトラブルも起きていないのですが、念のため毎日ガッツリ使うことはせず、あまり汗をかきたくないなあ、という予定が明らかな時だけ今後は使おうかなと思っています。
かきすぎとは言え、汗が出るのは自然なことだろうし、たくさん汗が出るのにはそれなりの役割があったかも知れないとか思うと、ガチガチに使うのはやはり不安。
というわけで、今は4,5日に1度ぐらいのペースで塗るようにしています。
肌をさっぱりきれいにするオードムーゲ
さて、先に紹介したオードムーゲですが、少しだけ詳しく紹介を。
私、オドレミンのことは全く知らなかったのですが、オードムーゲの方は名前だけは知っていました。
と言っても、これですが。
時々薬局で見かけていたノボリ(下手な再現絵で恐縮ですがだいたいこんなもん)。随分前から見かけていて、「あれはなんなのかなあ」と思っていました。「何かの薬なんだろうけど、何に使うものか書いてないから、きっと何かコンプレックス商品なのだろう。」とか「もしかして恥ずかしい系?」とか「怪しいムフフ系?」とか勝手な想像を膨らませつつも、家に帰ると忘れてしまってググることもなく今日まできました。
こんなところで出会うとはなあ。
ちなみに、そこそこメジャーな商品になっているようですが、どこの薬局でも必ずあるものでもないらしいです。話によると、オードムーゲを置いてある薬局にはオドレミンが置いてあることが多い、という法則があるらしく、薬局でもオドレミンを売る際にオードムーゲを紹介するところも多い模様です。
薬用ローション、ふきとり化粧水ってことで、オッサンが使うのは気が引けますが許してください。
私は面倒なのでネットで購入。
これまた使う気満々で500mlのやつを買いました。携帯しやすい小さいものもあるようです。
こちらは箱にある説明。
オジサンが言ってもあまり説得力はないかも知れないのですが、これ、すごくいい感じです。
使い方はコットンにたっぷり染み込ませて肌を拭く、ということですが、私は適当に肌につけてその辺にあるもので拭いています(笑)。
でも使った後はさっぱりするし、汚れも落ちている感じがします。私の場合、オドレミンを使わなければ使わなかったと思うのですが、肌あれやニキビの予防、あせも予防にも良いらしく、常用しても良いのかも知れませんね。
脇の下の臭いや足の臭いにはミョウバン系も
ちなみに、汗を止めるのではなく、臭い対策をするのであれば、ミョウバン系のものがおススメだと思います。肌トラブルの可能性もかなり低いはず。
個人的にはスプレーのやつとかよりすごく効きが良いと思います。
こちらは私が今よりももっと接客の多い仕事をしていた頃に出会ったもの。水で濡らしてワキの下にヌリヌリします。私の場合、朝塗れば夜まで汗臭さはしません。
これは足用。私自身は使っていませんが、近しい人間が使って効果を確認しました。すごい効果でした。洗ってないスニーカーの中で靴下が湿っちまってるような夕方に嗅いでも無臭!(個人差はあると思います。)
最後に
私のように多汗で困っている人間にとってはどうしても汗を止めたい時もあり、今回ものすごく劇的に効果があったので記事にしてみました。汗ダラダラにどうしてもなりたくない時にはひとつの方法かと思います。
ただし、上にも書きましたが、塩化アルミニウムはそれなりに刺激があるようで肌トラブルの可能性は否定できません。ここ一番の時に汗を止めようと思ったの、かえって肌トラブルでもっと困った事態になるなんてことがないように、事前に慎重に試してみるなど十分ご注意ください。
また、私は顔に使いましたが、商品の注意書きでは顔への使用はしないように書かれています。よって顔への使用はおススメしませんが、使用される場合は十分注意しながらご自分自身の責任において使用されるようお願いします。特に女性の方はご注意を。また、お子さんへの使用はしない方が良いと思います。
ただ、ワキ汗べしょべしょで困っている人とか、汗で悩んでいる人は多いのではないかと思います。本当に多汗症状のある人は、一度医師に相談してみるのも手だと思いますが、ネットでも買えるこの商品で一時的にでも汗ビショビショの見た目を回避できるなら、当事者からすると嬉しい話です。
ただしつこいですが、用法にはご注意を。またパッチテストなり試しながらお使いくださいね。
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