今さらですが初めてBluetoothキーボードを買いました。前々からスマホ用に買おうかなと何度か思ったのですが、あんな小さい画面でやらないだろ、と何度も思い直し買わずじまい。
しかしarrows NX F-02Hに機種変更して画面が大きくなり、これならスマートフォンでバンバン文字入力するのもいいかなと思って買うことにしました。フリック入力もそこそこ速くできなくもないけれど、やっぱりキーボードのスピードにはかなわないです。昨年買ったFireタブレットと繋げるのもいいかも。
本当の理由は家に2台あるPCが、最近いずれも家族に占領されるようになったことですけどね。帰宅後なかなか使えません。マインクラフト恐るべし。ということでこの状況をしのぐために、リーズナブルで使いやすいBluetoothキーボードを探しました。
結局失敗しても大したことないだろ、という安い部類のものを買いましたが、慎重なあなたのために相変わらず全力でレビューします。
※ なおこの記事の一番最後に使用開始約1年後の状況を簡単に追記しています(2017.1.26)。
選んだのはLogicool Bluetooth マルチデバイスキーボード K480
買ったのはこれ。かなりロングランヒットみたいでレビューも400件近くついています。私が紹介するまでもない…。
Logicool ロジクール K480BK Bluetooth ワイヤレス キーボード マルチOS:Windows Mac iOS Android Chrome OS 対応
でも買うまで結構迷いました。迷ったポイントは下記の通り。
- 携帯性をどれくらい重視するか
- 複数デバイスとの接続を簡単に切り替えられるか
- 十分速く入力できるか
携帯性は捨てた
普段車で移動しているのでなんてことなさそうですが、外出先で使うならやはり小さい方がいいと思い、最初は折り畳み式を探していたんです。ただ、折り畳み式はどうしてもタイプのしやすさが犠牲になると思ったので、打ちやすさに定評のあるものを選んだ方がいいだろうとこれがまず候補に。
携帯性もいいし、見た目もいいなあ…。
マイクロソフト 薄型キーボード Bluetooth対応/ワイヤレス/折りたたみ Windows/Androidタブレット/iPad, iPhone対応 Universal Foldable Keyboard GU5-00014
でも高い。贅沢品ですよこりゃ。だってこれ3個買ったら安いノートPCとかChromebookが買えますもん。
ただ、他のメーカーの安い折り畳み式を見ていると、今度は打ちやすさが犠牲になるみたい。特に広げた時に折り畳み部分がちょっと浮くようなレビューが結構みられて、それは気になりそうです。
というわけで、多少の大きさは妥協することにしました。とはいってもカバンに入れて持ち歩けるぐらいの大きさがいいですけどね。
デバイスを簡単に切り替えられるのがいい
現在のところBluetoothキーボードと繋げて使う予定なのは、スマホのarrows NX F-02HとFireタブレットの2つ。そうそう頻繁に切り替えて使うことはないだろうからマルチペアリングは別にいらないかなと思ったものの、一応考慮しました。
これを気にしなければ、下の有力候補があったのだけど。
マイクロソフト キーボード Bluetooth対応/ワイヤレス/小型/テンキーレス - Wedge Mobile Keyboard U6R-00022
これ、マルチペアリングには対応していないところがちょっと惜しい。のみならず、製品としてはWindows8への対応をど真ん中に持ってきた製品っぽいことと、カバーのゴムにゴミが付きやすく取れにくいというレビューがあり断念。カバーなんか要らないとも思うけど、デバイススタンドを兼ねており持ち歩かないわけにもいかなそうです。残念。
入力のしやすさ
これは買ってみないとわからない。マイクロソフトなら外れがないと思うのですが、上に見たように選考から外しました。
スペックやレビューを見て「小さすぎてブラインドタッチが難しい」という懸念がなければOKとしました。
実物レビュー
というわけで、ロジクールのK480を選んでアマゾンで購入。朝出かける前に注文したら、プライム会員で無料当日お急ぎ便になり、午後3時ごろには届いていた模様です。アマゾン恐るべし。都内でもないのにちょっと怖いですね。帰宅して早速開封しました。
基本スペックは下記の通り。
【Logicool ロジクール Bluetooth マルチデバイス キーボード (Windows、Mac、Android、iOS対応) K480 ブラック】
- 対応OS:Windows, Mac, Chrome OS, iOS, Android
- キー構造:パンタグラフ
- キーピッチ:19mm
- 本体サイズ:299 × 195 × 20mm
- 重量:815g
- 接続方式:Bluetooth
- 電源:単四形乾電池 x 2本
外観
箱です。
開けました。
本体全体像。
裏返すと電池が見えます。絶縁用の紙をとって蓋をします。
本体裏面です。
電源スイッチはこれ。
厚みはこんな感じ。
キーは角が大きく丸くなっている独特の形。ストロークは普通のキーボードとあまり変わりません(私の感覚)。
黄色のゴムでできた溝はデバイススタンドになる部分。はめ込めば自然な角度でスマホやタブレットを固定できます。あまり分厚いカバーを装着していない限りは入ります。ただ、Fireタブレットに純正のカバーをつけた状態だと厳しいです。私はカバーを外して使っています。
スペックにも書きましたが、結構重量があります。携帯性は犠牲になりますが、打鍵時の安定感がかなりあります。
接続
例としてarrows NX F-02Hとの接続で説明。
取扱説明書は同封されておらず、本体表面に最初の設定に関する図がシールで貼ってあります。コスト削減ですね。ほぼ図のみですが、わかると思います。
さて、いよいよ接続。まず電源をオン。
ペアリングスイッチを押します。
Windows、Android、ChromeOSとの接続は左側を、MacOS、iOSとの接続は右側です。3秒長押しするとLEDが点滅します。
そうしたら今度はスマホ側の設定。
Bluetoothをタップ。
Bluetoothをオンにしてから、「Bluetooth機器の検索」をタップ。
「Logitech Keyboard K480」が表示されるのでこれをタップ。
すると下のようにペア設定コード入力を促す画面がでます。6桁の数字(その都度乱数で出ます)。
この数字をキーボードK480の方で打ち込み、最後にEnterキーを押すと、即座に接続されます。
これで接続は完了。
プチ感動です。
ちなみに、アマゾンのFire タブレットで接続してみましたが、これも難なく完了。無茶苦茶簡単です。
やっぱり画面の大きさからすれば、Wi-Fi環境だとFireタブレットの方が使用頻度高くなりそうですね。買う時はそんなこと考えていなかったけど、やっぱりお得だったかも。プライム会員なら4,980円ですものね。
2つ並べるために縦置きしていますが、横置きならFireタブレットはちょっとしたノートPCって感じで使えるかも。ちなみにこの写真ではarrowsとペアリング状態です。
デバイスの切り替えは超便利
デバイスの切り替えはこのスイッチで行います。
1、2、3のスイッチそれぞれでペアリング設定を一度しておけば、その後はスイッチを切り替えるだけで即座にデバイスを切り替えられます。これは便利。
キーボード配列
コンパクトなキーボードとしては極端に変態的なところもなく使いやすいと思います。また、下記のショートカットキーが用意されているのが思ったより便利です。スタンドに置いているのにイチイチ手に取って音量ボタンとか押したくないですものね。
参考までにキーボードのクローズアップを。
カーソルキーがあるのはうれしい。
総評
レビューに重いという書き込みが多く覚悟していたせいか、そんなに重いとは感じませんでした。デバイスを固定することを考えれば必要なものだとも思いますし。また、A4書類の入るカバンなら問題なく入ります。ただ一般的なフルキーボードよりも重いぐらいなので、常に持ち歩くつもりなら他の選択肢の方が良いかも知れません。私の場合、車で移動しますし、ほとんどの場合は家で使うと思うので、かえってこの安定感はよかったと思っています。コンパクトな据え置き型キーボードだけど、たまにカバンに入れて持って出られるって感じですね。
キーボードは少し窮屈ではあるものの特に打ちにくさはなく、ブラインドタッチのミスもあまり起こりません。押した感じに多少のチープ感はありますし、全体に触った感じがおもっちゃっぽくもあります。幼児向けのパソコンまがいのおもちゃみたいな感じ(かえってわかりにくいか)。でも3,000円ちょっとですからね。マジでコスパは最高だと思います。
使っている人には当たり前なんでしょうが、私にとっては新鮮。ローコストでかなり便利になりました。
使用開始約1年後の追記(2017.1.26)
使用し始めてもうすぐ1年ですが不具合なく使えています。車の助手席に乗り込んできた人のお尻に敷かれたり、カバンに入れているのを忘れてカバンごと投げちゃったりもしたのですが、どこかのキーが壊れたりスイッチ等に異常が発生したりはしていません。もちろん、敷いたり投げたりするのは非推奨ですのでご注意を。
質感は多少おもちゃっぽいところもあり、もっと早く壊れるかも知れないと思っていたのですけど頑丈だと思います。値段を考えると良く出来たデバイスだと思います。
arrows NX F-02HでアプリWriteily Proを使えば、さくさくブログも書けます。もちろん、はてなブログアプリでもいいですけどね。
でもそうすると折り畳み式でポケットに入るようなやつも別に欲しくなってきました…いやいや贅沢。