今日は久々に平日休みを頂きましたので、昼食にカルボナーラスパゲッティを作りました。この間パスタを食べたばかりですが、私は大のパスタ好き。塩コショウだけでパスタを食べてもいいという変態です。デュラムセモリナ粉の味が好きなんでしょうね。
カルボナーラは炭焼職人風なんていいますが、何を炭焼きにするんだろう?と疑問に思ったのは私ぐらいでしょうかね。本当は黒コショウがかかっている様子が、炭焼人の手から降りかかった炭のイメージであるため、こう呼ばれるそうです。
今回の作り方は超簡単。パスタとソースはボウルの中で混ぜ合わせるので失敗がありません。味は本格的な味ですよ。
材料(4人分)
大食いの我が家では4人分ぐらいですが、普通のご家庭なら5人前ぐらいになるかも知れません。また例によって分量は適当です。パルメザンチーズは量によって濃度(こってり度)が変わりますのでお好みでどうぞ。
材料 | 分量 |
---|---|
乾燥パスタ | 400g |
ベーコン(厚切り) | 150~200g |
卵黄 | 2個分 |
生クリーム | 200ml |
パルメザンチーズ | 40g |
黒コショウ(粗びき) | 適量 |
鷹の爪(乾燥) | 2本 |
生にんにく(チューブ) | 適量 |
塩 | 適量 |
パセリ | あれば少々 |
サラダ油 | 小さじ1 |
作り方
書いてある順に作業すれば作れます。
下ごしらえ
パセリは細かいみじん切りにしておきます。パセリがあると彩りが良いですが、味が好きでないなら無くても良いです。
ベーコンは厚切りの方が美味しい油がでるのでおススメです。でもベーコンってちょっと高いよなあ…。そうでもない?
8mmぐらいの厚さに切っておきます。ベーコン好きでもあるので、この絵を見ただけで食欲が出ます。
乾燥鷹の爪ってなかなか減りませんよね。まあ傷まないものなのでいいんですが。なお、小さいお子さんがいるご家庭など、食べられない方がいる場合は、使わなくても構いません。使わなくても十分美味しいです。
中の種が出てきちゃうとむっちゃ辛くなるので、あらかじめ抜いておきます。今日は途中で取り出すので刻まずそのまま使います。
ボウルでソースを作っておく
今回はフライパンでソースとパスタを合わせるのではなく、ボウルで合わせます。ボウルにソースを準備します。
まず卵黄2個分をボウルの中へ。1個割れちゃいました。
泡立て器でつぶしておきます。
次に生クリーム。例によってこれしかなかった。近所のスーパーは食材の選択肢が少ないんですよねえ。
さきほどの卵黄に生クリームを加えます。
さらにパルメザンチーズ。定番のクラフトが好きです。
分量として40gと書きましたが正直言ってだいたいです。私の目安は、ソースの表面にまんべんなく降りかかったと思えるぐらい。
パルメザンチーズの量でできあがりの濃厚さ(こってり度)が変わります。初めての時は少な目にしておた方が無難です。こってり過ぎるとマジでちょっとしか食べられませんよ。
そして黒コショウ。結構たっぷりです。かなり多くても平気だと思いますが、これぞ炭焼人風。お好みで調整してください。
ベーコンで「出汁」をとる
「出汁」というのは比喩ですが、ベーコンから出る油がこのパスタのキモです。今回は厚切りベーコンなので、ベーコン自体を食べる楽しみもありますが、一番大事なのはベーコンから出る油のおいしさです。
加熱するとベーコン自体から油が出るので、油は要らないと言えば要らないのですが、ほんの少しだけ使うと扱いやすいです。私の中では呼び水ならぬ「呼び油」と呼んでいますが、よそでは聞いたことがありません。
定番はオリーブ油ですが、苦手な人がいるので我が家ではサラダ油です。サラダ油の方が美味しいと感じる人も多いかも。
フライパンを弱火にかけ、小さじ1のサラダ油を入れます。
ベーコンは弱火でゆっくり加熱するのが、美味しい油をだす秘訣です。
あまり触らず気長に待っていると油がしみ出してきます。焦げ目が少しついたら返してください。焦げ目が少しつき、油が出てきてブクブクしてくるまで待ちます。下の写真ぐらいですね。
フライパンを傾けて油を一箇所に溜め、そこに鷹の爪を入れてます。3分ぐらいしたら鷹の爪は取り出してしまいます(もう使いません)。油に辛味がうつっています。写真はピンボケ。
次にチューブの生にんにく。もちろん、普通のにんにくで良いのですが、チューブは簡単。
チューブのにんにくを入れて香りが出るまで加熱します。これも油を溜めてやると良いでしょう。これまたピンボケ。
最後にベーコンとにんにく、油をまんべんなく混ぜ、火を止めておきます。後でソースに加えるのですが、熱いまま入れるとソースの卵が固まってしまうのでパスタを混ぜる時までおいておきます。
パスタを茹でてソースと和える
たっぷりのお湯をわかし塩を入れます。塩は1リットルに10gが目安と言われますが、適当にやっています。パルメザンチーズの塩気が結構あるので、塩の入れ過ぎはあまりよくないと思います。でも、入れないとパスタの茹で上がりがおいしくありません。
我が家定番のデイチェコNo.11、ゆで時間9分です。今日は7分半でお湯からあげる予定。
いつものように、斜めにねじっておいてから鍋に垂直に差し、ぱっと離します。
パスタの花が咲きました。お湯に沈めるのも簡単です。
パスタを和えるのにかかる時間と、自分の好み(アルデンテ)を勘案し、今回は7分半であげます(私一人なら7分であげちゃうでしょう)。
パスタを上げる直前に、さきほどのベーコンをソースのボウルに加えておきます。油にベーコンの旨味、鷹の爪の辛味、にんにくの香りが詰まっているので、フライパンの油は残さず入れます。
いつものように、パスタの湯切りの写真はなし。慌ただしくて撮れません。
お湯から上げたパスタをボウルのソースに加えて和えます。火にかかっていませんし、パスタも早めに上げているので慌てる必要はありませんが、手早く全体をよく混ぜ合わせます。
最後に、お好みでパセリのみじん切りをふったら、出来上がりです。
ワンポイント
このパスタの美味しさを決めるのは、ベーコンの旨味のつまった油です。ベーコンはじっくり加熱すると美味しい油をだしてくれ、その油でベーコン自身に火が通ると香ばしい味になります。
ベーコンは厚切りが食べごたえがあって美味しいです。薄切りベーコンしかない場合は、ベーコンから出た油で揚げるようにしてカリカリになるまで加熱し、旨味のある油とベーコンの歯ごたえを楽しむのが良いでしょう。
パルメザンチーズを入れ過ぎると、こってりし過ぎてしまいます。その場合は、パスタのゆで汁を少し加えて濃度を調整するのも良いでしょう。初めて作るときは、パルメザンチーズを少し控えめにして様子を見る方が良いと思います。
料理の写真など撮っていると、いい器が欲しくなりますね。でも、台所は本来私のテリトリーではないので、あまりわがままは言えません。いつも同じ食器だなんて言わないでくださいね。
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